マンション購入を検討中です、自己資金がありません。全額を借入することは可能ですか。
はい。お問い合わせありがとうございます。全額借入も可能とおもわれます。
住宅ローン借入限度額は、出来ましたら、購入物件の80%位までにおさえたいところですが、一般的に金融機関では借入申込者の年齢・勤務先・年収等の条件により、銀行諸費用等含めた、購入価格の100%以上のローンが利用できる時代です。将来的に、いつでも繰り上げ返済できる予定がある方であれば、低金利ですし、ありがたい時代ですね。ただし、あくまでも毎月の返済額に無理がないこと前提(お客様の借入可能限度額で考えず、毎月の余裕ある返済額から借入額をお考えされる事が大前提だと私は考えます)夫婦の所得合算などを要する場合は、将来的な起こりうる問題もよくよく検討してください。資金計画を再検討の余地がある可能性大かもです。
余談ですが、見方をかえれば、自己資金だけで不動産投資をするよりも、ローンを組んで投資額を膨らまして「レバレッジ」を効かせて不動産投資をしているのが、住宅ローンとも言えます。不動産投資ではなくて、自宅購入であると言われる人もいますが、例えば、購入したマンションを他人に貸せば不動産投資ですし、それを他人に貸さないで、自分で利用しているだけのことです。
概ねマンションの価値が購入10年後位で、半分の価値になるなら、借入計画によっては、その購入後の10数年後、返済条件により、資産負債のバランスが債務超過(マンション価値より借入額が多い状態)にならないよう注意が必要です。「レバレッジ」を効かせたことのツケがまわらぬよう気を付けたいところです。
住宅ローンは自己資金がなくても借り入れできると申し上げましたが、以下の事をおすすめは致します。
〇ローンを組む時には、自己資金をできるだけ多くすることが何より大切。
〇諸経費は除いて頭金を2~3割は最低限用意したい。
皆様の人生の多くをしめる30年、35年と長期にわたる住宅ローンです。マイホーム購入、しっかりとした余裕のある計画でいきたいものです。