温泉の種類を教えて下さい。

日本の温泉の種類は主に9種類です。

①単純温泉(やさしい湯):成分がバランスよく含まれ、身体にやさしい温泉。さまざまな成分が少量ずつ含まれています。アルカリ性単純温泉もあります。

②炭酸水素塩泉(泡の湯、美肌の湯):炭酸ガスを含む温泉で、肌をなめらかにし、血行を促進する効果があります。

③塩化物泉(熱の湯):海水の成分に似た塩分を含む温泉で、温まりやすいことから「熱の湯」とも呼ばれます。

④硫酸塩泉(傷の湯):保温効果があり、傷に効くとされています。硫黄臭が特徴です。

⑤二酸化炭素泉(泡の湯、炭酸泉):炭酸ガスが溶け込んだ温泉で、入浴すると肌に泡が付く湯が多く「泡の湯」「炭酸泉」とも呼ばれます。血管を拡張して血行が良くなり、血圧を下げる効果があるとされています。

⑥硫黄泉(万病に効く湯):腐った卵のような硫化水素臭が特徴で、多くの健康効果が期待されます。

⑦含鉄泉(赤褐色の湯):鉄分を含み、湧出時は無色澄明だが空気に触れると赤褐色に変色する特徴があります。

⑧酸性泉(殺菌の湯):肌や目に強い刺激を与える温泉で、殺菌力が高いとされています。

⑨放射能泉(鎮静の湯):微量の放射能を含む温泉で、鎮静効果があるとされます。