建物状況調査(インスペクション)とはどのようなものですか?
高度成長期のように大量の建築物が建つ時代から、現在は良質な建築ストックを形成して長期に保全しつつ使用する住宅政策に転換しています。
しかし、年々日本では既存住宅が増えています。
この原因として、消費者が住宅の質を把握しづらい状況で「不安」があり取引に踏み込めない事が挙げられます。
調査は原則として非破壊で行なわれ、主な調査箇所は「既存住宅の構造耐力上主要な部分等」となっており、各調査部位ごとに「劣化事象」が無いかどうかの調査を行ないます。
調査部位ごとに行った「劣化事象の有無」の調査結果は「建物状況調査の結果の概要」としてまとめられ、「不動産の売買契約」に先立って行なわれる「重要事項説明」時の資料として使用されることとなっており、既存住宅状況調査は「既存住宅」の購入等を希望される方に、建物の現状を正確伝え、購入の是非を判断するための情報を提供する役割を担っています。