売却依頼する時の契約書は一般と専任のどちらがいいですか?
専任媒介で下さいと言いたい所ですが一般媒介でお任せする方がいい時もあります。
◎売却の依頼契約には3種類ございます。(概略)
〇一般媒介契約:依頼出来る不動産会社が数社、自己取引も可能。
〇専任媒介契約:依頼出来る不動産会社は1社、自己取引も可能。
〇専属専任媒介契約:依頼出来る不動産会社は1社、自己取引は不可。
売却依頼を受けた不動産会社は物件情報を国土交通大臣が指定する不動産流通機関に登録する義務があります。(専任と専属専任)
関西の物件登録先は近畿圏不動産流通機構(通称:近畿レインズ)という名称です。
近畿レインズに登録している物件情報を見る事が出来るのは不動産会社だけです。
例えば、購入希望者が大阪の不動産会社に来店し、神戸市北区に転勤になったのでその地域の不動産情報を欲しいと言えば、大阪の不動産会社の担当者が近畿レインズで検索すれば神戸市北区の物件情報を瞬時に出す事が出来ます。
現在は来店するよりインターネットで散々検索してから問合せと言う流れなので、各不動産会社はホームページに力を入れる様になりました。
ですが、そのホームページにも弊害があります。
その弊害は、不動産業界が閉鎖的な業界だと言う事です。
当社は、早期売却の為には全ての物件情報は公開されるべきだと思っています。
ただ、売却依頼した不動産業者の都合(売主様の意図とは関係なく)で広告不可にしている物件情報があるのも事実です。
最悪の場合、商談も入っていないのに対外的に商談中と言う事にして、自社だけで買主様を探す行為を行っている業者がいるのも事実です。
近畿レインズで、登録が義務付けられているのに登録せず、又は登録しても商談中の登録をしたり、商談中が1ケ月以上続いたりと色々あります。
これに怒ったのが、国土交通省です。
色々対策をしてくれていますが、いたちごっこです。
売却依頼をした不動産会社が物件情報を囲い込みせず、オープンに公開して頂ける会社であればいいのですが・・・。
★自分の物件がちゃんと公開されているかどうかの見極める方法。
〇自分の物件がある地域の不動産会社のホームページを見て、どれくらいの会社に掲載されているかを見て下さい。
〇買主様のふりをして、自分を名乗らず、いろんな不動産会社に問合せしてみて下さい。
これで、情報公開がされているか等、なんとなく分かります。
不信に思えば、すぐ、一般媒介契約をお勧めします。
ご不明な点はどんどんお問合せ頂ければ、正直にお答え致します。