②マンションと一戸建てどっちが良い??
マンションと一戸建ての特徴の違い
資産価値を基準にマンションと戸建を比較するときに見るべき点。
建物部分についてです。一般にマンションは鉄筋コンクリート造(および鉄骨鉄筋コンクリート造)、戸建ては木造が主たる構造です。
耐久性が高い、つまり長持ちするのはマンションです。
鉄筋コンクリート造の耐用年数が47年に対し木造は22年となります。
耐用年数の長さはそれだけ価値が長続きするという意味なので建物部分に関してはマンションに分があると言えます。
土地の価値は前述のとおり、需要が高いかどうかが重要な要素です。
都心部や主要沿線の駅近くの土地は常にニーズがあり、高水準で価値を持続できています。こうした土地を戸建て用に利用するのは難しく、住宅用に使われるときはマンションとなるケースが大半です。そのためマンションを選ぶときはこのような立地のアドバンテージがある物件が資産価値の高いものとして推奨されます。見方を変えると戸建てが普通に建てられるエリアのマンションでは、土地評価が期待できないとも言えます。
資産価値が高いことによる恩恵を受けるのは、所有していた住宅を実際に売りに出すときです。どんなに資産価値が高いとされていても、実際に買い手がつかなければそのメリットを享受できません。その意味では売りやすさ(流動性)も重要な指標です。景気が良ければ投資や別荘用として買い求められることもあるでしょうが、不景気になるとこれらの需要は急速に冷え込みます。景気に左右されづらいのは実需(実際にその家に住むために求められる需要)です。多くの人がそのエリアに家を買って住みたいと思う場所を選ぶことが、マンション、戸建てを問わず資産価値においては重要です。